第1部 アントワープ大学 会場
実は、会議の前日の夕方、アントワープ駅近くのレオナルドホテルで事前受付があるとのこと。 ところが、小さいホテルで、どこで受付しているのかとウロウロ探してやっと見つけたけど、 それが何と、狭いロビーの一角。しかも、特に受付らしい設えもないので、これは先が案じられると思いました。 |
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4月10日朝8時半、第1部のアントワープ大学の会場へ行くと、第9回世界竹会議の揃いのTシャツを着た受付嬢が出迎えてくれました。 受付ロビーには中国産マダケ属の一種が鉢植えにして所狭しと置かれていて、続々と参加者が受付に集結してきました。 参加者は互いに名刺交換するなど、交流が始まり、いよいよ国際会議が始まるという印象を強くしました。 |
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9時、いよいよ第9回世界竹会議が始まりました。しかし、日本式のような開会式というスタイルでなく、最初に経緯の説明があり、
続いてこれまでに顕著な研究活動を展開してこれた方々3人の研究者が基調講演をされる形で会議が進行しました。 続いて、前回の第8回世界竹会議で始まった Bamboo Pioneer Award の授賞式が行われました。 この賞は故上田弘一郎博士の遺徳を偲んで贈られる国際賞で、今回は私を含めて5人に贈られました。 これも日本式のような授与式でなく、世界竹機構のSussane Lucus理事長が受賞者に簡単に手渡すという感じでした。 そして、受賞者を代表して Ueda Lecture と称する記念講演をすることになっていて、なぜか私がその任をすることになり、「日本の竹の現状」についてスピーチしました。 |
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Bamboo Pioneer Award は日本の賞状のようなスタイルでなく、ワープロで作成した単なる「1枚の紙」のような賞状でした。 もちろん、それなりに受賞の意義はありますが、日本人の目ではやはり単なる紙的な賞状でした。 しかし、賞状こそ1枚の紙ではありますが、受賞者を代表してスピーチした者だけに贈られる Ueda Award は、上田先生のお手伝いによって育てて頂いた先生から贈られた賞ですから、これは大変光栄でした。 なお、授賞式のあとに世界竹機構のルーカス女史とこの会議のスポンサーのエコ・プラネット・バンブー社のワイズマン最高経営責任者と記念撮影できたのはいい思い出になりました。 |
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会場として、250名は着席できる大講義室が2部屋用意され、発表と討議が繰り広げられました。 また、会場前のロビーにはポスター発表のパネルが建てられ、熱心に議論されていました。 |
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アントワープ大学の最終日には代表者によるパネルディスカッションが開かれ、これが閉会式になりました。 なお、初日には世界遺産のシティーホールで歓迎レセプションがあり、また2日目のランチタイムにインドネシアのバンブーバンドが演奏していました。 |
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アントワープ大学での最終日、カンファレンス・ディナー・パーティーが大学クラブで盛大に開催されました。 そのクラブは中世の建築物の中にあって、いかにもヨーロッパの中世の文化を象徴するような雰囲気にありました。 出席者は100名を超える程度でしたが、特に次期世界竹会議の開催を表明している韓国全羅南道潭陽郡から大人数のミッションが派遣され、その中の代表者と親しく歓談することが出来ました。 |
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