第9回世界竹会議の会場と日程



ベルギーは、西ヨーロッパに位置する連邦立憲君主制国家で、隣国のオランダ、ルクセンブルクと合わせてベネルクスと呼ばれます。
欧州連合の原加盟国で、首都はブリュッセル。

アントワープ市は15世紀後半にフランダースの毛織物交易の中心地として栄え、隆盛をきわめました。
現在は臨海工業地帯として、バロック芸術の都として、ダイヤモンドの町として、そしてファッションの町として国際的に知られています。

第9回世界竹会議は、第1部がそのアントワープ市にあるアントワープ大学で開催され、 第2部はベルギー東北部のオランダ国境に接した田舎のメルクスプラスという広大な農場のある地で開催されました。

第1部のアントワープ大学では、まず初日の開会イベントとして3氏による基調講演があり、 続いて、第8回世界竹会議で採択された Bamboo Pioneer Award (竹先駆者賞)の授与式と受賞者による Ueda Lecture と称する記念講演が催されました。
その後、竹林の生態、栽培等に関する発表と意見交換。

2日目は竹繊維関係等の発表と討論、そして3日目には関連国際機関の INBAR (竹籐国際ネットワーク)からの発表、 また第9回世界竹会議の代表者によるパネルディスカッションが開催され、第1部を閉会しました。

なお、初日の夕、歓迎レセプションが開催され、また第1部の閉会式の夜にディナーパーティーが開催されました。
2日目の昼食時にはインドネシアのバンブー楽器による演奏があるなど、国際会議らしい催しがありました。
第2部は、アントワープ市の北東40kmの広大な農地の中にある農場用倉庫のような建物の中で開催されました。
参加者はアントワープ市内のホテルを利用していたことから、毎日バスで会場へ往復することになりました。
第2部の初日は歓迎式や基調講演があり、それから竹材の活用事例などの報告がありました。 また、2日目は建築、園芸関係の発表があり、また3日目の日曜日も午前中経済関係の発表があって閉会しました。
<br> 特に、この会場では初日と2日目に見学が組み込まれていて、大いに見聞を広めることができました。
なお、2日目の夕方から深夜まで、ミュージックにダンスパーティーが開かれ、大いに盛り上がりました。

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