Gigantocloa atter (Hassk.) Kurz

         〔ギガントクロア・アター〕
          Synonyms:Gigantochloa verticillata (Willd.) Munro sensu Backer


Lampung, Sumatera, Indonesia
〔分 布〕 インドネシア

〔地方名〕 インドネシア= bambu ater, pring legi(ジャワ)
       フィリピン=kayali

原産地は不明ながら、インドネシアのジャワ島では広く栽培されている。
密な株立ちとなり、稈の直径5〜10cm、高さ25mにも達するものがある。 節間長40〜50cmで、地上2〜3mあたりから枝が出る。

本種は竹柱、フェンス、壁材などの建築材として用いられるほか、家具、ベッド、竹皿、箸、ツマヨウジなどに加工される。 また、西ジャワでは黒竹(G. atroviolacea)が入手できないときには楽器が作られる。
箸とツマヨウジの一部は日本や台湾に輸出されているとか。
写真=スマトラ島ランプン県の植栽後5年目の生育状況