Bambusa vulgaris Schrader ex Wendland cv. Wamin

         〔バンブーサ・ブルガリス ワミン〕
          Synonyms:Bambusa wamin Brandis


Cong Vien Le Nin, Hanoi, Vietnam
〔分 布〕 中国南部・東南アジア全域

〔地方名〕 中国=大仏肚竹 台湾=短節泰山竹

本種は日本でダイサンチク(泰山竹)と呼ばれる竹の節間が著しく縮まったもので、その姿は台湾名が示すように、 この世に「こんな姿の竹があるものか」と驚かされるほどである。
熱帯性の株立ち型で、直径5〜8cm程度、高さ3〜8m。
節間長はわずかに10〜15cmながら、その膨らみ方は強烈で、ダンゴを重ねたような形に見える。 株立ち方はかなり込み入り、びっしり固まって生える。

台湾から出版の専門書には、中国南部が原産と思われると書かれているが、定かでない。 しかし、その姿は面白いので、世界各地で観賞されているようだ。

写真は、ハノイのレーニン公園で見た株で、数本の竹には男女の願いらしき事が書き込まれていて、 どこの世界でも、落書きはあるもんだと関心させられた。