クロチク 〔黒竹〕
  Phyllostachys nigra Munro




京都市洛西竹林公園
ハチクの仲間で直径 2-3cm、高さ 3-5mの中形種。
読んで字のごとく、竹稈が真っ黒という珍しい竹。

しかし、タケノコが伸長し、皮が落ちた時の稈の色は緑である。
その後、夏あたりから細かい黒斑が現れ、次第に稈の全面へと
黒さを増していく。
2年ほどすると、稈の色が完全に真っ黒になるが、逆に竹齢が
高くなると、白っぽくなる。

細くてすらっとした黒い稈は庭に最適であり、特に茶庭には
最高の風情。

黒い稈表面の特徴は軸掛け、飾り窓、袖垣などに活用されている。