キンメイチク 〔金明竹〕
  Phyllostachys bambusoides var. Castillonis Makino(鈴木貞雄)
  Phyllostachys bambusoides form. castillonis Muroi(室井 綽)




京都市洛西竹林公園
マダケの一品種で、直径 3-8cm。

竹稈が黄金色で、芽溝部には緑の縦縞が入った美しい竹。
殊に、タケノコが生長して皮を落とした直後の色合いは見事である。
葉にも若干黄色の斑が入るが、目立たない。

観賞用として庭園などに植えると素晴らしいが、一般にはあまり見かけない珍種。
本種は、次の3カ所で天然記念物に指定されている:
石川県加賀市篠原町で「篠原のキンメイチク」(昭和2年4月8日指定)
福岡県朝倉市杷木久喜宮で「久喜宮(くぐみや)のキンメイチク」(昭和2年4月8日指定)
群馬県渋川市赤城町で「敷島キンメイチク」(昭和28年11月14日指定)

なお、竹稈の色は、伐竹すると消え失せるのが淋しい。