カムロザサ 〔禿竹〕
  Pleioblastus viridistriatus (Sie.) Makino




京都市洛西竹林公園
「かむろ」は「かぶろ」とも言われるようだが、少なくとも「ハゲ」という意味のようだ。
しかし、この種類はとても美しくて、少なくとも「ハゲ」を思わせるような感じは見られない。
では、どうしてこのように命名されたのか、不思議な感じだ。

メダケの仲間ながら、高さ20〜40cm、直径1m以下の小形。
なんと言っても、その葉の色が特徴的だ。
葉は、黄色地に数本の緑のしまがあるという美しさである。
特に、新しく開いた葉の色は格別である。

まだまだポピュラーではないが、葉の素晴らしい色合いから、
観賞用として広く植えられるであろう期待の種。
柴田昌三博士によると、ヨーロッパなどでも人気があるとか。