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京都市洛西竹林公園 |
モウソウチクの奇形品で、稈の枝下部分の節間が交互に膨れ、
その部分の節が斜めになった形をしている。
その形が亀の甲良を連想させることから「亀甲竹」と命名されたとのこと。
これは、突然変異で生まれた竹の奇形児であり、竹という植物はいわば変幻自在的な要素を持つ植物である。
とにかく、まさに不思議な形の竹であることから、観賞用として庭園に植えられ、珍重されている。
本種は京都特産と言われており、京都ではこのキッコウチクを収穫、「火あぶり」法によって
磨き上げたその製品は「京銘竹」の一つとして、「京都府伝統工芸品」の指定を受けた逸品だ。
キッコウチクは伝統に基づき様々に加工さて、とくに床柱・花器・結界など幅広く利用されている。
なお、テレビ番組でおなじみの「水戸黄門」が使っている「杖」がこのキッコウチクだ。
みなさん、たまにはあの黄門様の「杖」に注目して下さいよ。
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