「竹の年齢」はどうして分かる?
竹の年齢を見分けることは、一般には「大変むずかしい」と言わざるを得ません。 | 一般に、竹栽培に従事しておられる農家の皆さんは、タケノコから竹に成長した年号を1本、1本の竹に墨で黒々と書いて、一目で年齢が分かるようにしておられます。 実際のところ、そうでもしない限り、とても正確な竹の年齢を知ることはできません。 しかし、実は、枝を手にすることが出来るなら、竹の年齢をほぼ正確に推測することが可能です。 では、どうして竹の年齢が分かるのか説明しましょう。 |
左の図は、竹の年齢を知る方法を図解したものです。 竹類が葉を更新する時、古い葉はほんの数ミリの小枝を付けたままで落葉します。 ですから、枝の先端部を見ると、いくつかの落葉した「落ち跡」があります。 つまり、竹がほぼ毎年葉替わりするたびに「落ち跡」を残しますので、 その落ち跡の数を勘定することによって、その竹の年齢をほぼ正確に推測できる訳です。 竹文化振興協会のオートスライドより | |
この他、例えば、根元に残っているタケノコの皮の古さから推測する方法や、竹稈の色具合からでもいくらか推察できます。 | しかし、これらの方法は主観的であって、科学的な裏付けはありません。 ですから、「落葉の落ち跡」の数の勘定とともに、皮の古さ加減や竹稈の色合いなどを参考に、総合的に判断することも重要です。 これらの方法を含め、竹の年齢の推測に挑戦してみて下さい。 |